今月の主題 頭痛とめまいの外来診療
頭痛の理解を深めるために
頭痛の随伴症状
北川 泰久
1
1東海大学大磯病院神経内科
pp.1271-1273
発行日 1997年7月10日
Published Date 1997/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904580
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ポイント
●髄膜炎,脳炎などの炎症性疾患,脳血管障害,脳腫瘍などによる症候性頭痛は約15%を占め,これらの疾患のなかには生命を脅かすものがある.
●随伴症候として,バイタルサインでは意識レベル,体温,血圧異常を,一般身体所見としては皮膚所見(帯状疱疹,浅側頭動脈の怒張),頭痛を誘発する体位を注意深くみる.
●神経学的所見では眼症候(瞳孔異常,眼瞼下垂,眼球運動障害,閃輝暗点),髄膜刺激徴候(項部硬直,Kernig徴候),麻痺の有無を十分にチェックする.
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