今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識
補助療法・一般管理・QOL
感染症対策—無菌管理・発熱時の処置・抗生剤の選択方法を中心に
手島 博文
1
1大阪府立成人病センター研究所第6部
pp.1146-1148
発行日 1997年6月10日
Published Date 1997/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904558
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ポイント
●化学療法では細菌・真菌感染症が,造血幹細胞移植ではウイルス感染症が多くみられる.
●細菌・真菌感染症の発症は,顆粒球減少と密接に関係している.
●細菌・真菌感染症の予防対策として,無菌室隔離,腸管内菌叢抑制,G-CSFの投与を行っている.
●顆粒球減少時の感染症は致死的全身感染症への移行が早く,早期に抗生剤療法を開始する必要がある.
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