今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技
膵・胆道系疾患
胆膵疾患に対する低侵襲治療手技—現状と展望
中島 正継
1
,
安田 健治朗
1
,
平野 誠一
1
1京都第二赤十字病院消化器科
pp.486-489
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904417
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ポイント
●胆膵疾患に対する低侵襲治療法は内視鏡手技が中心である.
●内視鏡のアプローチルートには経口経乳頭的ルート,経皮経肝的ルート,経皮経腹的ルートがあり,疾患の部位や病態に応じて選択する.
●経口経乳頭的ルートは比較的簡便で短時間に実施でき,胆膵領域の両方に応用できる手段である.
●開腹外科手術の対象であった良性疾患の大半は内視鏡的治療の適応になり,切除不能の悪性閉塞性黄疸の減黄維持にも応用される.
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