今月の主題 脳卒中
脳卒中急性期の診断技術
神経超音波検査
木村 和美
1
,
橋本 洋一郎
2
,
堂坂 朗弘
2
1熊本市民病院脳卒中診療科
2熊本市民病院神経内科
pp.2200-2205
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903934
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ポイント
●プラークはエコー輝度より,homogeneous plaqueとheterogeneous plaqueに分けられる.
●Heterogeneous plaqueは,虚血性脳血管障害をきたしやすい.
●カラードプラを用いると内頸動脈起始部の高度狭窄と閉塞の鑑別が容易である.
●塞栓性内頸動脈閉塞は,経時的観察で再開通した場合,血流速度に変化がみられる.
●パルスドプラを用いると,SSS(subclavian steal syndrome)とSSP(subclavian stealphenomenon)は,椎骨動脈の血流の逆流が観察される.
●経頭蓋超音波カラードプラ法は,中大脳動脈の閉塞診断に有用である.
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