知っておきたい産科婦人科の疾患と知識・1【新連載】
急性腹症と卵巣腫瘍
奈須 家栄
1
,
管野 輝勝
1
,
宮川 勇生
1
1大分医科大学産科婦人科学教室
pp.1870-1872
発行日 1995年9月10日
Published Date 1995/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903859
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
女性が下腹痛を主訴に来院した場合,常に産婦人科疾患を念頭に置いた診療が必要となる.緊急の対応を要する産婦人科疾患による下腹痛としては卵巣腫瘍の茎捻転,子宮外妊娠,卵巣出血,卵巣過剰刺激症候群,月経困難症,流産などがある.
本稿では,内科外来においても時に遭遇する卵巣腫瘍の茎捻転による下腹痛について,典型的な症例を提示して,その診断および対応のポイントを述べる.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.