今月の主題 急性心筋梗塞Q&A
急性心筋梗塞診断の進歩
新しい血管内イメージング法は何に役立つか
清水 智雄
1
,
本江 純子
1
,
斎藤 穎
1
1日本大学医学部第2内科
pp.1504-1505
発行日 1995年8月10日
Published Date 1995/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903784
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ポイント
●血管内エコー法(intravascular ultrasound imaging:IVUS)は,先端に高周波transducerを有するカテーテルを血管内腔に挿入することにより,血管壁の性状を直接観察することが可能な新たな診断方法として注目されている.
●本法により,冠動脈では動脈硬化病変の定性的,定量的診断が可能となり,狭窄度や病変性状が客観的に評価できるようになった.
●本法は冠動脈インターベンションにおいて,治療方法の選択,カテーテルサイズや拡張圧の決定,さらにはend pointの判定など,冠動脈治療における補助的手段としての有用性が広く認識されている.
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