グラフ 検査・診断のためのCurrent Technology—原理と臨床的意義・6
DNAシークエンシング
土橋 洋
1
1大阪大学微生物病研究所発癌制御研究分野
pp.1219-1223
発行日 1995年6月10日
Published Date 1995/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903719
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DNAシークエンシングとはDNAを構成する4種の塩基,アデニン(adenine:A),チミン(thymine:T),グアニン(guanine:G),シトシン(cytosine:C)の配列を決定する実験方法である.その目的としては,①未知の遺伝子の配列を決定する,②既知の遺伝子の断片をファージ,プラスミドのベクターに挿入した場合,それが期待通りに挿入されているかを確認する,などである.方法には何種類かあるが,サンガー法(ダイデオキシ法)が一般的なので,最近普及しつつある自動シークエンス法(autosequencing)も含めて説明する.
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