今月の主題 脂質代謝と動脈硬化
動脈硬化症の成因理解のための脂質代謝
Lp(a)と動脈硬化
大久保 実
1
1虎の門病院内分泌代謝科
pp.671-673
発行日 1995年4月10日
Published Date 1995/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903588
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ポイント
●Lp(a)はアポ(a)とLDLから構成されている.
●アポ(a)はクリングル構造を持ち,プラスミノーゲンに類似している.
●Lp(a)濃度の大部分は遺伝的に規定されている.
●Lp(a)には分子量の異なる多型性があり,分子量が小さい表現型(phenotype)ほどLp(a)濃度が高い.
●Lp(a)≧25mg/dlは動脈硬化の危険因子である.
●Lp(a)は動脈硬化巣に沈着し,また凝固線溶系やTGF-βを介して動脈硬化に深く関与する.
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