今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療
思春期の患者をどうみるか
高血圧
内山 聖
1
1新潟大学医学部小児科
pp.272-273
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903499
- 有料閲覧
- 文献概要
ポイント
●小児の血圧測定は,年齢に合わせたカフを用いるが,9歳以上は成人と同じでよい.
●中学・高校生の1%前後に本態性高血圧症が存在するが,ほとんどは軽症高血圧である.
●年齢が低いほど,また,血圧が高いほど続発性高血圧症の可能性が高い.
●高血圧のタイプと薬剤選択の見極めに,カプトプリル試験が有用である.
●中学・高校生の本態性高血圧症では,150/90mmHg以上の固定性高血圧を治療開始の目安とし,140/85mmHg以下の血圧維持を図る.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.