今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療
内科医がみる小児救急外来
意識障害
粟屋 豊
1
1聖母病院小児科
pp.232-233
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903486
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ポイント
●まず意識障害があるかないか,判断が難しいことがある.親もそれを意識していないことすらある.
●持続性の意識障害と,てんかん発作などでみられる一過性の意識障害とがある.
●昏迷状態など意識の変容も含まれる.
●成人同様,原因としては,脳障害によるものと全身疾患に伴うものなどさまざまあり,かつ緊急を要する疾患も多い.
●まずバイタルサインをチェックしたときには,「救急のABC」を施行しながら,鑑別診断と治療をすすめる必要がある.
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