今月の主題 消化器疾患の画像診断
画像診断の応用—現況と将来
超音波内視鏡検査—十二指腸/膵/胆道
松元 淳
1
,
中塩 一昭
1
,
有馬 暉勝
1
1鹿児島大学医学部第2内科
pp.114-119
発行日 1995年1月10日
Published Date 1995/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903465
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ポイント
●超音波内視鏡(以下,EUS)は高周波数を使用することにより高い解像度の画像が得られ,小膵癌の診断,膵癌の進展度診断,膵嚢胞性疾患の質的診断などにおいて極めて有用な検査法である.
●EUSはコレステロールポリープの診断が可能であり,胆嚢隆起性病変の質的診断において有用である.また胆嚢癌,胆管癌,十二指腸乳頭部癌の進展度診断においても有用な検査法である.
●細径超音波プローブは胆管内,膵管内からの走査が可能で,EUSとは異なった視点からの超音波像が得られ,その有用性が検討されつつある.
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