今月の主題 呼吸器薬の使い方
アレルギー性・間質性肺疾患の薬物療法
好酸球性肺炎
東田 有智
1
1近畿大学医学部第4内科
pp.2404-2406
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903382
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ポイント
●酸球性肺炎は,好酸球浸潤を認める肺疾患の総称である.
●診断には,気管支鏡による気管支肺胞洗浄(BAL)が極めて有効である.
●自然治癒するものから重症なケースに至るものまで,臨床所見は多様であり,原因も真菌,寄生虫,薬剤など明確なものもあれば,原因不明のものもある.
●治療の基本は,原因が判明していればその除去であるが,ステロイドが一部を除いて有効である.ほとんどの症例で長期ステロイド投与を要することはなく,予後は良好である.
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