今月の主題 水電解質・酸塩基平衡の調節とその異常
Ca・Pの調節とその異常
血清P値の異常の原因と治療法
普天間 新生
1
,
加藤 克己
1
1愛知医科大学第1内科
pp.1900-1902
発行日 1994年9月10日
Published Date 1994/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902946
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●血清P値は,①外因性P負荷,②腸管からの吸収,③血清と細胞間の移動,④血清と骨の移動,⑤腎からの排泄,によって規定される.
●血清Pの異常値を示す疾患は多種多様であり,障害部位を特定し,できるだけ原疾患の治療を行う.
●低P血症の治療は注意深くPを補給し,高P血症では低P食の工夫,副作用の少ないP吸着剤を使用する.透析患者ではP除去効果を高める透析法を工夫する.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.