今月の主題 水電解質・酸塩基平衡の調節とその異常
血清Na濃度の調節とその異常
低Na血症の鑑別診断と対策
清水 倉一
1
1東京労災病院内科
pp.1850-1853
発行日 1994年9月10日
Published Date 1994/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902932
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ポイント
●低ナトリウム血症においては,その原因の確定診断と病態生理の把握が,患者の管理,治療,再発予防にとって最も大切である.
●低ナトリウム血症は,①脱水群(Na欠乏),②浮腫群(Na過剰),③脱水も浮腫も伴わない群(Naの過不足なし),という3群において認められ,各群で病態と治療法が異なる.
●鑑別には,尿中電解質の測定が不可欠である.
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