今月の主題 神経疾患の画像診断
白質病変—MRを中心に
代謝性・原発性白質病変
石藏 礼一
1
,
安藤 久美子
1
,
冨永 了
1
,
井上 淳一
2
1兵庫医科大学放射線科
2市立芦屋病院放射線科
pp.1686-1689
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902902
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ポイント
●代謝性疾患にはさまざまなものが含まれるが,それらの多くは,①大脳白質に,②左右対称性に,③びまん性の病変が見られ,MRIではTlWIで低信号域,T2 WIで高信号域として認める.この所見は多くの原発性白質病変についても共通している.
●画像のみで各疾患を鑑別するのはしばしば困難であるが,臨床症状・発症年齢を考慮することにより,かなりの疾患が診断可能となる.
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