今月の主題 臨床医のための栄養ガイダンス
病態別栄養管理と指導の実際
慢性膵疾患
馬場 忠雄
1
,
吉岡 うた子
1
1滋賀医科大学第2内科
pp.1190-1192
発行日 1994年6月10日
Published Date 1994/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902786
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ポイント
●慢性膵炎の急性再燃期には絶食のうえ,輸液を行う.
●慢性膵炎の代償期には食事摂取による疼痛の増悪が問題となり,脂肪摂取制限や禁酒が必要である.
●慢性膵炎の非代償期には消化吸収障害と糖尿病が問題となり,消化酵素剤の投与や糖尿病のきめ細かな管理が必要である.
●慢性膵障害では低栄養状態にある症例が多く,病態を考慮にいれた積極的な栄養療法の開発が望まれる.
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