薬を正しく使うためのDrug Information—副作用について・1【新連載】
適切な薬の使い方の原則
多賀須 幸男
1
1関東逓信病院消化器内科
pp.190-191
発行日 1994年1月10日
Published Date 1994/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902569
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言うまでもなく,最少の薬剤で最善の効果を引き出すことが薬物療法の基本であるが,まず何よりも患者に害を与えないことが出発点でなくてはならない.しばしば添付文書に現れる「効果が副作用より大きいと考えられる場合に限り使用する」という当たり前の文言は,薬を使用するときの大原則である.副作用についての連載の序論として,薬物治療をめぐって感じている事項を書いてみたい.
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