今月の主題 消化器疾患の治療法—1994年の再評価
肝疾患
原発性胆汁性肝硬変
田中 直見
1
,
松崎 靖司
1
,
大菅 俊明
1
1筑波大学臨床医学系消化器内科
pp.97-100
発行日 1994年1月10日
Published Date 1994/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902554
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ポイント
●ursodeoxycholic acid(UDCA)がScheuer III期までには著効を示す.
●Scheuer IV期の進行例については欧米では肝移植が行われ,5年生存率70%以上の好成績が得られている.
●病態に応じた治療法,例えば免疫学的胆管破壊や線維化進展に対する治療法は未だ確立していない.
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