今月の主題 循環器疾患の画像診断
どう診断するか—選択と読み方
大動脈弁膜症
三神 大世
1
,
北畠 顕
1
1北海道大学医学部循環器内科
pp.2322-2325
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902522
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●大動脈弁膜症の存在診断,重症度評価および成因診断は,心エコードプラ法によりほぼ十分に行いうる.
●心尖部または胸骨右縁からの連続波ドプラ法により,大動脈弁狭窄の正確な重症度評価が可能である.
●大動脈弁逆流の存在と重症度はカラードプラ法により簡易に評価できるが,本法の限界に注意を要する.
●大動脈弁膜症の手術適応判定には,その重症度とともに,左室収縮能とその経時的観察が重要である.
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