今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開
再発と維持療法
胃潰瘍の長期予後
小越 和栄
1
1県立がんセンター新潟病院内科
pp.1704-1706
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902276
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●胃潰瘍は再発を起こしやすい疾患で,いったん発生した潰瘍を永久に治癒させることは困難である.
●潰瘍瘢痕の内視鏡所見に,再発を起こしやすいものと起こしにくいものとの差が認められる.
●内視鏡的に潰瘍瘢痕が明瞭にみられる(粘膜ひだの集中や硬化像および色調の変化など)症例では再発を起こしやすく,維持療法が必要である.
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