今月の主題 抗生物質の使い方 1993
抗生物質投与中に起こる問題とその対応
免疫機能正常例にみられる発熱
伊良部 勇栄
1
,
斎藤 厚
2
1沖縄セントラル病院内科
2琉球大学医学部第1内科
pp.1300-1301
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902189
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- 文献概要
●感染症では,アレルギー反応が起こりやすい状態にある.
●抗生物質による発熱は投与開始4〜5日目と10〜13日目に見られやすい.
●薬疹が合併する頻度は10〜20%.
●アレルギー疾患患者では出現頻度が高い.
●老齢者の場合は他の疾患の合併の頻度が高く,若年者の場合は原疾患に関連した原因が多い.
●使用抗生物質が無効の感染症あるいは非感染症による発熱であることも考慮する.
●併用薬剤や体内に挿入した医療器具による発熱も考慮する.
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