今月の主題 症例にみる血液浄化療法の進歩
病態と血液浄化療法
腎不全以外の腎疾患と血液浄化療法
石津 隆
1
,
小山 哲夫
1
1筑波大学臨床医学系内科
pp.822-825
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902086
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●急速進行性糸球体腎炎(RPGN)では,早期に血漿交換療法を含めた積極的な治療を行うことが,腎機能予後の改善の上で重要である.
●血漿交換療法は即時的効果の期待できる治療法であるが,その効果は一次的であるので,併用療法や後療法が重要である.
●巣状糸球体硬化症やその他の難治性腎疾患に対しても血液浄化法が応用されている.しかし,適応,方法,併用療法に関しては未解決の問題が多い.今後,多くの症例に応用し,検討していく必要がある.
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