発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005251852
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
現在,導入透析患者の平均年齢は65.4歳であり,5人中2人が糖尿病を基礎疾患としている.慢性腎不全に対する血液浄化療法の導入は,血清クレアチニン値や尿毒症症状のみならず,栄養障害・心血管系疾患などの身体的状況や,痴呆・社会活動性・介護度などの社会的問題を含め,総合的に判断する必要がある.通常のHD以外に,CAPD,HDF,家庭HD,連日HDなどの多様な血液浄化療法が行われている.・析患者はさまざまな心身の問題を抱えているため,がん患者と同様,多職種チーム内で患者・家族の情報を共有化し,透析中止を含めたケアに対処する必要がある.慢性透析患者に薬物を投与する際は,薬物動態を理解し,適切な投与方法を行う
©Nankodo Co., Ltd., 2005