今月の主題 内科疾患患者の生活指導
内分泌・代謝疾患
肥満
鈴木 裕也
1
1社会保険埼玉中央病院内科
pp.285-287
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901978
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●肥満の治療は熱量出納を負にすることが基本である.
●食事は1日800〜1,600kca1程度とするが,タンパク質などの摂取不足に陥らないよう,糖尿病学会の食品交換表を利用すると便利である.
●肥満者は糖尿病予備群であり,食品交換表を利用した食事に慣れておくと,将来,糖尿病が発症した際にも,なじみやすく便利である.
●減量に関しては,運動はほとんど効果がない.
爽快感と精神的満足を得るにはよい.
●難治性肥満には胃形成術や食欲抑制剤の投与が行われることがある.
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