今日の食事療法
肥満
内藤 周幸
1
1東大第1内科
pp.586-588
発行日 1977年4月10日
Published Date 1977/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207170
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肥満とは脂肪組織が全身性に正常以上に増加した状態であり,単純性と続発性とに分類される.単純性肥満の治療法の原則は運動と食事である.しかし,成人と成長期の子供とでは,異なった観点からの対策や治療法が必要である.以下,成人の単純性肥満を対象として,食事療法を中心とした治療法について述べようと思う.続発性肥満については原病に対する対策が中心となるので,本稿では述べないが,この場合の肥満に対しても補助的療法として単純性肥満症に対する食事療法の原則が利用できる場合もある.
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