今月の主題 出血傾向の臨床
血管異常による出血傾向
出血性血管拡張症
田口 博國
1
1高知医科大学第3内科
pp.104-106
発行日 1993年1月10日
Published Date 1993/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901938
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●出血性血管拡張症は全身の微少血管の障害が起こる遺伝性疾患である.
●針先大〜3mmの微少血管拡張が鼻粘膜,口唇,舌,手掌,消化管粘膜,肝などにみられる.
●病変部からの出血が起こり,しばしば鉄欠乏性貧血の合併がみられる.
●治療は対症的に局所の止血を行い,貧血に対しては鉄剤の投与がなされる.
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