今月の主題 出血傾向の臨床
Introduction
血小板機能の理解
瀧本 泰生
1
,
藤村 欣吾
2
1広島市立安佐市民病院内科
2広島大学原爆放射能医学研究所
pp.10-15
発行日 1993年1月10日
Published Date 1993/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901914
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●血管損傷部位のコラーゲン線維とvWFを介しGPIb/IXが,またコラーゲン線維とGPIa/IIaが結合することにより粘着反応が起こる.
●血小板膜上のreceptorに各種ligandsが結合すると,アラキドン酸経路やCa2+の動員,カイネースによるリン酸化などを通じて血小板が活性化される.
●骨格蛋白の再構築により変形および放出反応が起こる.
●活性化されたGPIIb/IIImaとフィブリノーゲンが結合することにより凝集反応が起こる.
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