今月の主題 肝硬変から肝細胞癌へ—臨床医の正しい診療のために
肝硬変診断の定石とPitfall
画像診断からみた肝硬変診断のポイント
住野 泰清
1
1東邦大学医学部・第2内科
pp.1538-1542
発行日 1992年9月10日
Published Date 1992/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901659
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
1)肝自体の所見
①右葉萎縮,代償性左葉腫大,尾状葉腫大.②再生結節による表面凹凸.③低エコー結節,全体として低エコーの粗い実質像.④肝内血管の不整狭小化.
2)間接的所見
①腹水.②脾腫.③遠肝性門脈側副血行路.
3)完成された肝硬変の診断はUSで可能だが,肝硬変と慢性肝炎の鑑別は困難.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.