今月の主題 胸部X線からの肺疾患の診断と治療
肺病変を伴わない胸水
悪性疾患に合併した胸水
北條 史彦
1
,
西脇 裕
1
,
児玉 哲郎
1
,
林辺 晃
1
,
滝口 裕一
1
,
松本 武敏
1
1国立がんセンター東病院・内科
pp.1461-1464
発行日 1992年8月10日
Published Date 1992/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901646
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
1)胸部正面像では肋骨横隔膜角の鈍化,横隔膜に重なる肺底部の血管影の消失,横隔膜ドームでのX線減弱度の左右差に注意する.
2)少量胸水の存在診断には側臥位正面像(lateral decubitus view)が有用である.3)悪性胸水が疑われる場合,胸水細胞診は少なくとも3回は行う.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.