今月の主題 胸部X線からの肺疾患の診断と治療
肺の結節性病変—孤立性と多発性
腫瘍性病変
荒井 六郎
1
,
多田 弘人
2
1荒井内科医院
2国立療養所近畿中央病院・呼吸器外科
pp.1400-1402
発行日 1992年8月10日
Published Date 1992/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901629
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ポイント
1)肺野孤立性陰影を呈する病変のうち,最多のものは肺野末梢部肺癌である.
2)多発性結節性陰影を呈する症例の大部分は転移性肺腫瘍である.
3)両疾患とも経気管支肺生検,経皮肺針生検などにより確定診断される.
4)肺野末梢部肺癌の根治には,早期発見による外科治療が基本である.
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