今月の主題 胸部X線からの肺疾患の診断と治療
気管支肺炎様病変
非定型肺炎
市瀬 裕一
1
,
山岸 哲也
2
1東京医科大学・第1内科
2東京医科大学・臨床病理
pp.1368-1370
発行日 1992年8月10日
Published Date 1992/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901621
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ポイント
1)非定型肺炎はペニシリンなどに抵抗性の軽症,中等症の肺炎で,症状の中心は咳嗽である.
2)病初期に胸部X線写真上下肺野にみられる間質性陰影が特徴である.
3)原因病原体はMycoplasma,Adenovirus,Chlamidiaなどであるが,Mycoplasmaが最も多い.
4)治療にはマクロライド系あるいはテトラサイクリン系抗生物質が投与される.
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