今月の主題 虚血性心疾患Today
狭心症の治療
治療法からみた狭心症の分類
田村 勤
1
1三井記念病院循環器センター・内科
pp.1196-1197
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901580
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狭心症は,冠動脈から心筋へ供給される血流量が絶対的または相対的に不足した状態で生じるが,従来より種々の観点から分類が行われてきた(表1).これらの分類上,安定狭心症のうち,労作により生じる労作性狭心症では器質的病変をもつ例が多く,夜間から早朝に起きる安静時狭心症では冠攣縮性狭心症が多い.また,心不全のNYHAの重症度分類と類似した分類法にCCS分類がある(表2).
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