今月の主題 内科医のためのCT・MRI
MRI—頭部
脱髄・変性・代謝性疾患
百島 祐貴
1
,
志賀 逸夫
1
1慶應義塾大学医学部・放射線診断科
pp.1060-1063
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901550
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ポイント
1)多発性硬化症の診断におけるMRIのsensitivityは極めて高い.
2)アルツハイマー病では,側頭葉内側の萎縮と異常信号が認められる.
3)パーキンソン病では,大脳基底核,黒質などに鉄の異常沈着をみる.
4)脊髄小脳変性症では,脳幹,小脳脚,小脳の萎縮が認められる.
5)筋萎縮性側索硬化症では,錐体路に異常信号をみることがある.
6)ウィルソン病では,大脳基底核,視床などに異常所見をみる.
7)慢性肝障害において,脳底部に異常物質の沈着をみることがある.
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