今月の主題 高脂血症の日常診療
高脂血症の臨床診断
二次性高脂血症をどうするか
篠宮 正樹
1
1千葉大学医学部・第2内科
pp.404-405
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901401
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他に原因があって高脂血症が起こるものを二次性高脂血症と呼んでいる.二次性高脂血症を起こす原因が種々あるだけでなく,高脂血症そのものの発生機構も種々であることから,その臨床像は多様で変化に富んでいる.糖尿病,肥満,慢性透析,ステロイド投与,Cushing症候群,ネフローゼ症候群,甲状腺機能低下症などによる高脂血症がよくみられる.高脂血症による動脈硬化については,原発性のものと同じ影響をもつと考えられる.以下に,日常臨床において遭遇することの多いものについて述べる.
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