増刊号 わかりやすいエコー法の臨床
心エコー法
疾患と心エコー図異常
心腔内血栓,流動エコー
中村 一彦
1
1鹿児島大学医学部・第2内科
pp.244-250
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901151
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心腔内血栓は全身への塞栓症の原因となり,臨床上重要な問題である.本症は心エコー法,CT,MRI,心血管造影,血栓シンチグラフィーなどで診断されている.とくに心エコー法は簡便にでき,また,その診断精度が高いので日常臨床上最も用いられている.心腔内血栓は左房,左室に認められることが多いが,右心系に出現することもある.流動エコー(モヤモヤエコー)は血流のうっ滞したところに認められ,血栓症との関連が注目されている.
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