増刊号 わかりやすいエコー法の臨床
心エコー法
疾患と心エコー図異常
心機能—左心機能
福田 信夫
1
,
井内 新
1
,
大木 崇
1
1徳島大学医学部・第2内科
pp.251-259
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901152
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現在,心機能の評価は,心カテーテル法,RI法,心エコー法などによって行われているが,これらの中でも心エコー法は非侵襲的であり,ベッドサイドにおいて反復して検査ができることから,日常臨床上最もよく用いられる手段となっている1).また,近年急速に普及したドプラ法による血流情報と,従来のMモードと断層心エコー法による心臓内構造物の形態および動態情報を組み合わせることが,より詳細な心機能評価を可能とした.
以上の点を考慮に入れ,本稿では心エコー・ドプラ法による左心機能評価の臨床的有用性とその限界について述べる.
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