今月の主題 輸液療法の実際
各種病態における輸液療法の実際—私の処方
ショックと輸液療法
相川 直樹
1
,
堀 進悟
1
1慶應義塾大学医学部・救急部
pp.1062-1064
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900930
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ショックは急性全身性循環障害で,重要臓器や細胞の機能維持に十分な血液循環が得られない結果発生する種々の異常を伴う症候群である.ショック患者では,循環血液量の絶対的不足があるか,血管床に対し血液量が相対的に不足していることが多く,輸液が治療の中心となり,体液異常と循環障害を把握して輸液計画を立てる必要がある.
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