今月の主題 輸液療法の実際
各種病態における輸液療法の実際—私の処方
嘔吐と下痢の輸液療法
高添 正和
1
,
瀬田 克孝
1
1社会保険中央総合病院・内科
pp.1036-1038
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900922
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ポイント
1)原疾患の治療を積極的に行う.
2)喪失消化管液の内容に応じた電解質補給を行う.
3)腎前性高窒素血症(BUN/Creat.>20,尿中Na+<20mEq/l)を指標とし,有効循環血液量の評価と補正を行い,併せて中心静脈圧などのモニタリングにより輸液過剰に伴ううっ血性心不全に注意する.
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