今月の主題 輸液療法の実際
電解質輸液の進め方
体液バランスの評価の仕方—電解質調節と電解質代謝異常
大和田 章
1
,
富田 公夫
2
1都立駒込病院・内科
2東京医科歯科大学・第2内科
pp.942-944
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900899
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ポイント
1)電解質異常では,高□血症では,電解質過剰,電解質濃縮のどちらが主たる原因なのか,また,低□血症では,電解質欠乏,電解質希釈のどちらが主たる原因なのかを鑑別する必要がある.
2)低Na血症では,尿中Na排泄量測定が鑑別に有用で,腎性では,尿中Na濃度≧20mEq/lで,腎外性では,腎機能正常であれば,尿中Na濃度≦10mEq/lである.
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