今月の主題 STROKE—脳卒中診療のポイント
座談会
脳虚血の成因と治療をめぐって
峰松 一夫
1
,
早川 功
2
,
内山 真一郎
3
,
高木 誠
4
1国立循環器病センター研究所・脳血管障害研究室
2川崎市立井田病院・神経内科
3東京女子医科大学・脳神経センター神経内科
4東京都済生会中央病院・神経内科
pp.2506-2522
発行日 1990年12月10日
Published Date 1990/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900647
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高木(司会) 今日はお忙しいところをお集まりいただきましてどうもありがとうございました.本日は,日頃脳卒中の臨床と研究の第一線で御活躍されている3人の先生方にお集まりいただき,「脳虚血の成因と治療をめぐって」という座談会を行いたいと思います.
虚血性の脳血管障害,とくに脳梗塞は,脳卒中の中でも最も頻度が高く,臨床的に重要な疾患であると同時に,この10年ぐらいの間に考え方や,治療面でかなり新しい点が出てきていると思います.本日は“medicina”の読者の皆さん,とくに若い研修医の先生方が脳卒中を理解する上で,少しでもお役に立てるような内容にしたいと思いますので,先生方の日頃の豊富な臨床経験を交えながら,活発なご討論をお願いしたいと思います.
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