今月の主題 呼吸不全の臨床
呼吸不全治療の新しいアプローチ
睡眠時呼吸障害のnasal CPAP療法
成井 浩司
1
1虎の門病院・呼吸器科
pp.802-804
発行日 1990年5月10日
Published Date 1990/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900203
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睡眠時無呼吸症候群(以下,SAS)に対する治療は,種々試みられているものの,未だ確立されていないのが現状である.nasal CPAPは,1981年Sullivanら1)が,SASに対する治療法として報告して以来,その有用性が検討され,欧米では長期在宅使用例も報告されている2).本稿では,nasalCPAP療法の解説と,自験例を含めた実際について述べる.
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