今月の主題 呼吸不全の臨床
慢性呼吸不全の臨床
吸入療法の実際
藤川 晃成
1
1都立広尾病院・呼吸器科
pp.786-787
発行日 1990年5月10日
Published Date 1990/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900197
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慢性呼吸不全をきたす疾患は,現状では原疾患の著明な改善は望めない.したがってその増悪や進行をくい止め,病態を最善の状態に維持,管理することが肝要である.
具体的には気道閉塞の可逆的部分の要因となる気道攣縮や気道内分泌貯留を改善させ,気道感染を予防することと,低酸素状態に対し適切な酸素補給をすることにより肺性心の進行を防止することが中心課題である.
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