カラーグラフ Oncology Round・7
打撲後の腹痛で発症した神経芽腫
渋谷 温
1
,
片山 勲
2
1埼玉医科大学・小児科
2埼玉医科大学・病理
pp.513-516
発行日 1990年3月10日
Published Date 1990/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900132
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小児においては,悪性腫瘍は死因の第1位またはそれに準ずる高位を占める重要な疾患である.そのなかでも神経芽腫は,白血病・リンパ腫とともにとくに頻度が高い.小児腫瘍の1例として前回のOncology Roundでは4歳児の顔面挫傷部に発症したリンパ芽球型リンパ腫(急性リンパ性白血病で死亡)を提示したが,今回は腹部の打撲傷が機縁となって発見された6歳児の神経芽腫を話題とすることとする.
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