検査 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    検査データをどう読むか
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                菅野 剛史
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1浜松医科大学・臨床検査医学
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.170-173
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1990年1月10日
                  Published Date 1990/1/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900047
                
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アイソエンザイム(アイソザイム)の分画は,乳酸脱水素酵素,アルカリ性ホスファターゼなど大部分が電気泳動分析を主体として行われている.これらの酵素は電気泳動分析の泳動パターンが臨床的な評価として確立されているが,クレアチニンキナーゼ(CK),アミラーゼなどは分画の分離状況,分画された各アイソザイムの量的な比率などから,電気泳動分析とその他の免疫学的な定量分析とが目的に応じて振り分けられる必要がある.
電気泳動分析は原因不明の高酵素血症などで,どのような分画の酵素活性が上昇しているかを検索するのに重要な方法である.CKの場合を例にとるならば,ミトコンドリア-CK,酵素結合性CK(マクロCK)などは電気泳動分析で初めて検出されるものである.しかし,胸部痛を主訴としている患者で,電気泳動分析はアイソザイム分析の目的を果たすことはできるのだろうか.

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