今月の主題 再灌流療法時代の急性心筋梗塞診療
予後と予防
心筋梗塞症例の予後—内科的治療の効果
茅野 真男
1
,
高橋 哲夫
2
1足利赤十字病院・循環器科
2横浜市民病院・内科
pp.112-113
発行日 1990年1月10日
Published Date 1990/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900033
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●生命予後を決める因子
急性心筋梗塞患者の退院後予後とは,退院後1〜2年の生命予後を意味し,とくに退院直後の半年間がhigh riskである.2年以降の予後は一般に,慢性虚血性心疾患としての長期予後で扱われる.
急性心筋梗塞患者の退院後予後の決定因子を表に示す.一番重要な因子は左室機能で,次に,残った生存心筋に虚血が発生しうるかが重要である.
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