特集 睡眠にまつわる疑問にすべて答えます!—あなたの患者の睡眠中に何かが起きているかもしれない
各科で見かける睡眠関連疾患
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の診かた—内科医が知っておくべき診療のポイント
田中 春仁
1,2
1岐阜メイツ睡眠クリニック
2筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-ⅢS)
キーワード:
公的医療保険
,
診療ガイドライン
,
簡易検査
,
終夜睡眠ポリグラフ検査
,
PSG
,
CPAP使用時間
Keyword:
公的医療保険
,
診療ガイドライン
,
簡易検査
,
終夜睡眠ポリグラフ検査
,
PSG
,
CPAP使用時間
pp.893-899
発行日 2024年5月10日
Published Date 2024/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229578
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Point
◎閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の診療は,公的医療保険の規定にしたがい,診療ガイドラインに準ずる.
◎診断は,家族歴や現病歴を詳細に取得する.身体所見や既往歴も考慮し,簡易検査や終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を実施する.
◎各種の精神・身体疾患,特に甲状腺機能や咽喉頭占拠性病変にも注意する.
◎治療方針は生活指導から持続陽圧呼吸療法(CPAP)や口腔歯科装具(OA),手術などを検討する.治療効果の継続的なモニタリングが重要である.
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