特集 今どきの手技を見直し,医療処置でのトラブルを防ぐ—経験値ごとの気をつけるべき合併症や工夫
穿刺・ドレナージ関連
経鼻胃管(NGT)—入らなくてもう1時間…また口から出てきた!
横山 大輔
1
1かごしまオハナクリニック
キーワード:
逆セリック法
,
頸部前屈/頸部側圧法
,
NFLNP法
,
経鼻胃管症候群
,
経皮経食道胃管挿入術
,
PTEG
,
ポケットエコー
Keyword:
逆セリック法
,
頸部前屈/頸部側圧法
,
NFLNP法
,
経鼻胃管症候群
,
経皮経食道胃管挿入術
,
PTEG
,
ポケットエコー
pp.318-323
発行日 2024年2月10日
Published Date 2024/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229426
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Point
◎経鼻胃管(NGT)挿入はごく一般的な手技だが,合併症を避けるために手技の工夫を行いつつ,安全に実施する必要がある.
◎患者の体位を調整し,修正/補助手技を活用することで,患者の負担軽減や挿入成功率の上昇,合併症の軽減を図ることができる.
◎合併症としては,鼻/咽頭部の出血・コイリング・位置不良が多く,気管や肺への誤挿入に注意が必要である.
◎ブラインドでの挿入後のNGT位置および先端部の確認は,X線検査にて実施する.
◎NGT位置確認としてのエコーの活用は,患者への侵襲度やさまざまな場面への汎用性の観点から,今後必須の手技と言える.
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