特集 浮腫と脱水—Q&Aで学ぶジェネラリストのための体液量異常診療
浮腫をきたす疾患の診断とそのマネジメント
薬剤性による浮腫
三林 建太
1
,
龍華 章裕
1
1名古屋医療センター腎臓内科
キーワード:
薬剤性浮腫
,
カルシウム拮抗薬
,
非ステロイド性抗炎症薬
,
NSAIDs
Keyword:
薬剤性浮腫
,
カルシウム拮抗薬
,
非ステロイド性抗炎症薬
,
NSAIDs
pp.1258-1261
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229040
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Point
◎薬剤性浮腫はカルシウム拮抗薬や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で多いとされる.
◎日常診療でこれらの薬剤はよく処方されるため,内服がある場合は鑑別に挙げる必要がある.
◎新規にカルシウム拮抗薬が処方された高齢者は続いてループ利尿薬を処方されやすく,カルシウム拮抗薬→薬剤性浮腫→ループ利尿薬の処方カスケードが示唆されるため,注意が必要である.
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