特集 浮腫と脱水—Q&Aで学ぶジェネラリストのための体液量異常診療
浮腫をきたす疾患の診断とそのマネジメント
腎疾患による浮腫のメカニズムとマネジメント
浅野 麻里奈
1
1名古屋医療センター腎臓内科
キーワード:
腎疾患
,
ネフローゼ症候群
,
慢性腎臓病
,
CKD
,
浮腫
,
ループ利尿薬
Keyword:
腎疾患
,
ネフローゼ症候群
,
慢性腎臓病
,
CKD
,
浮腫
,
ループ利尿薬
pp.1242-1247
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229036
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Point
◎浮腫を伴う腎疾患の患者の診療をする際には,血圧などの循環血液量の指標を丁寧に観察し治療方針を決定する.
◎ループ利尿薬を開始する際は,利尿閾値に到達するよう,十分なボーラス投与を行う.
◎十分量のループ利尿薬の投与を行っても効果不十分な際は,他の利尿薬を併用する.
◎薬物療法に反応せず,急性腎障害(AKI)を呈し,体液過剰状態がコントロールできない場合には,血液浄化療法にて除水を行う.
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