特集 Common diseaseの処方箋ファイル—臨床経過から学ぶ20症例
CASE 19 偽痛風(CPPD症)—腎機能障害があり関節症状が持続している67歳男性
宍戸 諒平
1
,
鵜木 友都
1
1飯塚病院総合診療科
pp.920-926
発行日 2023年5月10日
Published Date 2023/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228964
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67歳男性
現病歴 X−3日から特に誘引なく右膝関節,右足関節,左手関節の痛みが出現した.X−2日に近医受診し,ロキソプロフェン(ロキソニン® 錠)60 mg 1回1錠1日3回とレバミピド(ムコスタ® 錠)100 mg 1回1錠1日3回の処方を受け内服していた.痛みが強く,食事や飲水の量は普段の半分以下に減少していた.X日に再度近医を受診し,関節症状はやや改善していたが,採血検査で腎機能の悪化があった.腎機能障害があり,関節症状が持続しているため当院へ紹介となり,同日入院となった.
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